はっちブログ

はっちの「シーズン」始まっています

こんにちは。はっちスタッフのミーです。
最近、日の出が早くなりましたね。うちの犬も起きるのが早くなり、お散歩に行くのをじっと待っています。

さて、夏が迫っていることが感じられる今日は、はっちの「シーズン」のご紹介です。
はっちの「シーズン」は、年間を通じてその季節折々の季節感を演出する企画を実施していす。
今回のブログでは、これまでの「シーズン」イベントを振り返ってみますね!

4月は、「春」をテーマに「お花見inはっち」(24日(土)~5月5日(水・祝))を開催しました。
はっち館内で、お花見気分が味わえるように、市民のみなさんから公募した春のお花の写真を展示し、その空間をペーパーフラワーで装飾しました。また、フェルトで桜を作り、木の枝に飾り付けをする「みんなで花を咲かせましょう」は、どなたでも気軽に参加可能でしたので好評でした。そのほか、はっちの館内展示を巡るクイズや、5月に向けてはっちコートに鯉のぼりの展示を行いました。

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5月は、2日(日)、3日(月・祝)に「母の日」をテーマに「母の日のプレゼントを作ろう」と題して3つのワークショップを開催しました。
「羊毛フェルトのブローチづくり」は、羊毛フェルト作家のポエジアさんに講師を務めていただきました。フェルトの台紙に、様々な色の羊毛フェルトをチクチクさして絵を描くように柄を作るのですが、事前に用意してくださっていたお花や味のあるウミネコ等の図案のほかに、参加者がリクエストした犬や数字等の柄にも対応くだっていました。作ったブローチを、その場で早速つけていた子もいましたよ。
「刺繍ワークショップ」の講師は、刺繍作家のnegnowaさん。こちらも、味のあるとても可愛いネコを刺繍。ネコの手元にはお花を刺繍したのですが、用意してくださった図案や刺繍の色を選ぶ段階から皆さん楽しんでいたようです。刺繍枠のままお渡しだったので、そのまま飾っても素敵ですね。
「植木鉢ペイントワークショップ」は、塗りのプロ、ペンキ屋の「八戸ペイント」さんが講師でした。植木鉢を好きな色の水性ペンキで装飾し、植物の苗を入れて完成です。ペンキを混ぜることで、好きな色を作ることが出来ます。図工の時間を思い出して、懐かしかったです。むらなくキレイに塗るのは難しいようですが、皆さん、上手でした!
「ヘルシーケーキをつくってみましょう」は、野菜ソムリエでもあるvery berry+さんによるケーキづくりでした。玄米ケーキに豆腐クリームと苺、メッセージを書いたクッキーでデコレーションしてお持ち帰りいただきました。生クリームではなく、豆腐で作ったクリーム!体に良さそうです。メッセージは、クッキーに食べられるインクのペンで書きました。皆さんが作ったケーキはキレイで美味しそうでした。
皆さん、日頃の感謝を込めてお母さんへのプレゼントとして、自分用として、思い思いに作られていました。

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6月は、「梅雨」をテーマに、はっちコートでアンブレラスカイです。梅雨を楽しんでもらうため、傘を楽しく飾っていますので、ご覧になってくださいね。
また、13日(日)は、「父の日」をテーマに、プレゼントにも出来る「マーブリングでDECOグラスをつくろう」ワークショップを開催しました。
マーブリングとは水よりも比重の軽い絵の具等を水面にたらし、水面にできた模様を紙などに写しとる絵画技法だそうですが、日本にも古くから、「墨流し」と呼ばれる水面に墨汁を落として、その波紋の模様を紙や布に写しとる染色技法があるそうです。
今回は、ガラスへのマーブリングでしたので、色がつきやすくなる専用インク等を使っていました。皆さん、好きな色で様々な模様を作りだし、キレイにグラスに写し取っていました!

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7月は、「七夕」をテーマに「はっちの七夕」を予定しています。
天の川をイメージした「天の川イルミネーション」や、願い事を笹に飾る「たんざくコーナー」などありますので、遊びに来てくださいね。
18日(日)には、「風鈴ハーバリウムワークショップ」を開催します。ハーバリウムで風鈴をつくります!キレイなお花と涼しげな音で癒されますよ。
ご予約は、お電話でお早目にしてくださいねー。

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「風鈴ハーバリウムワークショップ」
時間:①10:00~ ②13:00~(制作2時間程度)
定員:各回10名程度 ※予約優先
対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
料金:1,200円
講師:箱庭Ayu
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はっち 2021年度レジデンスアーティスト募集!

こんにちは!はっちスタッフのいたばです。
八戸もいよいよ夏らしい日が続くようになってきました。マチニワのポッピングウォーターで遊ぶこどもたちが増えてきましたね。

さて、この夏から、はっちでは公募型アーティスト・イン・レジデンスを4年ぶりに再開するため、ただいまアーティストを募集しております。はっちといえば、1F〜3Fの文化・観光・産業を多角的な視点から紹介する常設展示と各階の貸出施設、木材をふんだんに使用したこども遊戯エリア「こどもはっち」のある4Fまでが、一般のお客様には馴染みのあるエリアだと思います。

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しかし、その上の最上階・5Fは、宿泊や制作活動のための共同スタジオ、工作室を有するレジデンスエリアとなっているのをご存知ですか?
2011年の開館より前から、はっちはこのレジデンスエリアにアーティストを招聘し、さまざまなアートプロジェクトをまちに発信してきました。

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2011年の開館事業に向けて、はっちのアーティスト・イン・レジデンスは山本耕一郎さんやアサダワタルさんを迎えてスタートを切りました。山本さんの「八戸のうわさ」では、はっちの位置する中心街の「うわさ」をリサーチし、吹き出し型のシールにして街中に貼って回りました。老若男女あらゆる市民とのコミュニケーションで集められた「うわさ」は、さらなる「うわさ」を生むように、人々のコミュニケーションを増幅させていきました。

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その後も、梅佳代さん・浅田政志さん・津藤秀雄さん「八戸レヴュウ」(2011年度)、KOSUGE1-16・大澤未来さん「はっち流騎馬打毬」(2012年度)、田附勝さん「魚人」(2015年)、YORIKO「八戸ロマン時空探検隊」(2015年)、など、長期に渡るリサーチと活動、成果発表を行うプログラムから、横丁の街・八戸ならではのイベント「酔っぱらいに愛を〜横丁オンリーユーシアター〜」に出演するパフォーマーたちなど、はっちで活動したレジデンスアーティストは60名(組)を超えました。
★これまでのはっちのアートプロジェクトはこちら

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そうした中で今回、4年ぶりに公募によるアーティスト・イン・レジデンス(AIR)事業を再開いたします。
開館から10年、そしてこれからも、より多彩なアートプログラムを八戸に発信するために、美術・映像・パフォーマンス・文芸・伝統工芸など、あらゆる表現分野のアーティストからのプレゼンテーションをお待ちしています。

どんなアーティストとの出会いがあるのか、今から楽しみです。

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●実施期間 2021年8月15日(日)〜2022年3月15日(火) 
      ※ 10/3〜10/12、11/17〜11/22の期間はレジデンス不可
      ※ 期間内で最長80日間
●応募数  2名(組)※1組あたり3人程度まで
●募集内容 八戸の資源を生かしたアートプログラムや作品
     (ジャンルは問いません)
      はっちが目指す「8つの未来」のテーマを意識した
      プログラム→詳しくはウェブサイトへ!       
●支援内容
・制作費:50 万円(1人/1グループ)。
・交通費(渡航費用含む):実費支給(1名/1グループに対して10万円上限)。
・滞在費:1人/1グループに対して1日あたり3,000円支給。
    (最大80日分。24万円上限)
・広報:チラシ制作やHPでの告知等、はっちで広報協力を行います。
・記録集:なし(はっちのウェブやアーカイブなどに活動記録を掲載します)
・その他:他の公的機関からの助成を受けているアーティストの参加も可とします。
    (事前に必ずお知らせください)
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【応募資格】
・美術、映像、音楽、パフォーマンス、文芸、伝統工芸などあらゆる分野で表現活動をしているアーティストであること。(ジャンルは問わない)
・年齢・性別・国籍は問わないが、日本語で意志の疎通ができること。
・これまでに日本国内でのレジデンスや類似する活動の経験があること。
・滞在期間中、市民との交流事業を企画し実施できること。
【応募について】
 応募締切 2021年7月23日(金) 
 郵送または直接持ち込みにて受付。当日必着

★★ 詳しくはウェブサイトをご覧ください★★
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はっち いたば

"ものづくりへの情熱は郷土のまつりから" 暮らし学アカデミー6月の回は...

こんにちは!
この春からはっちに仲間入りしました、はっちスタッフのいたばです。

はっちといえば、名物の1F獅子頭のからくり時計ですが、全館の常設展示も見どころが満載。みなさんは、すべてご覧になったことがありますか?
これらの展示は暮らし・観光・歴史がバランス良く融合した、全国的にも珍しくすばらしいものなんですよ♬
展示内容は、はっちのコーディネーターがちょっとずつ情報を更新し、展示替えも行われています。

2Fの常設展示には、郷土作家による2つの人形展示コーナーがあるのをご存知でしょうか?
どちらも八戸の早春祭礼行事「えんぶり」を題材にしたものです。「えんぶり」は、夏の三社大祭とともに、八戸のみならず東北を代表する冬のお祭りです。1979年には国重要無形民俗文化財にも指定されています(八戸の方はもちろん!ご存知のことと思います!!)。

えんぶりが行われる2月の雪景色を写し取ったような、白い和紙だけで作られた高橋寛子さんの『杁和紙人形(えんぶり わしにんぎょう)』

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もうひとつが、鮮やかな烏帽子や細部まで忠実に再現された装束・祭具に目が留まる下崎雅之さんの『長者山のえんぶり組人形』です。作品は、昭和時代の奉納摺りのワンシーンを再現しています。

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今年度からはっちで始まった「暮らし学アカデミー」は、〈暮らしをちょっとゆたかに〉をテーマに、知っているといつもの暮らしがちょっとだけ楽しく・探究心が生まれるようなお話をお届けする講座です。
6月の回では、『長者山のえんぶり組人形』の作者・下崎雅之さんをお迎えし、人形作りを通してものづくりにかける想いをお話しいただく「本気のえんぶり人形噺」です。

八戸の日本刺繍職人の家に生まれた下崎さんは、京都で紋章上絵師(家紋を描く職人)として修行する傍ら、本場京人形や友禅染の図柄に興味を持ち、友人を通じて様々なことを学んだといいます。帰郷後は職人として家業を継承し、八戸三社大祭 鍛冶町若者連の山車製作に携わって山車絵や山車人形を作るようになりました。
下崎さんの人形作りは、修行時代の見聞と八戸の三社大祭 山車人形作りで培われてきました。毎夏やってくる三社大祭の山車組での創作活動は、仲間たちのものづくりにかける心意気に触れることも後押しして、創作にかける熱意をいっそう高めたことでしょう。

独学で極めた下崎さんのえんぶり人形は、やさしい表情と驚くほど緻密に再現された装束や小物類の造形が見どころ。
はっちで展示されている人形は、力強く地を踏む太夫たち(踊り手)をはじめ、彼らを取り囲むお囃子たちと祝福芸の披露を待つこどもたち、そして見物客まで、えんぶりのワンシーンが忠実に表現されています。

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今回の暮らし学アカデミーでは、下崎さんの人形作りへの想いやこだわりを聞きながら、参加者からの質問にも気軽にお答えできる座談会形式で開催します。
初めて下崎さんの人形を見る方も、何度も見ているけど、こんなことを聞いてみたいと思っている方も、ぜひこの機会に下崎さんを囲んでお話しませんか?

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暮らし学アカデミー6月「本気のえんぶり人形噺」
※要予約、参加無料
日時:6月9日(水)19:00~20:30
場所:シアター2
講師:下崎雅之氏(えんぶり人形作家)
定員:30名 ※定員に達し次第受付終了
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