暮らし学アカデミー「カコ-短歌-イマ」を開催しました
こんにちは!急に寒くなって秋になりましたね~
はっちでは暮らしを豊かにするために、市民の興味関心をもとに新たな視点や視野を広げる学びの場「暮らし学アカデミー」を定期的に行っています。
9月回のテーマは「カコ-短歌-イマ」。
古くから親しまれている文芸である「短歌」の潮流のなかで、今わたしたちは短歌を読み、新たに生み出しているという、短歌の今昔を感じて学ぶテーマでした。
その様子をレポします◎
まずは、講座「イマ、短歌をはじめる」。
講師は昨年度に引き続き、八戸西高等学校の田茂博之教諭です。
定員を超える参加希望があり、たくさんの方にご参加いただきました。
すでに短歌を詠んだことのある方から、はじめて詠む方まで。
短歌の構造や読み方、そしてつくるときに意識することを教わりました。

そして、展示「イマのわたしたちの短歌集」。
古今和歌集など、古典の和歌集には「部立」とよばれるジャンルごとにまとめられています。その部立を参考にしたお題「四季 / お祝い / おわかれ / 旅 / 恋 / その他」から1つ選び、題詠した短歌を公募しました。
10代から80代まで、市内外から45首の短歌が集まり展示しました!
最後はトークショー「カコとイマをつなぐ短歌~百人一首からみる現代短歌~」。
ゲストは歌人・渡邊新月さんと田茂博之教諭です。
渡邊新月さん(画像中央)は2002年、八戸市生まれ、茨城県つくば市に育ちの歌人で、高校から短歌創作を始め、2023年、第69回角川短歌賞受賞。短歌結社「かりん」所属。東京大学大学院に在学し中世和歌文学を専門に研究されています。
田茂博之教諭(画像右)は青森県立八戸西高等学校教諭・文芸部顧問。前任の青森県立八戸高等学校の文芸部顧問も務め、短歌甲子園で好成績を残す学生を続々と輩出しています。
まずは渡邊新月さんと和歌との出会い、そして「百人一首」とは何かを改めて教えてもらいました。
次に田茂先生から古典の短歌から現代短歌、そして高校生の短歌との新しい関係性を説明していただきました。新たに高校生がつくる短歌であっても、古典の情景に重なるものがあり、表現だけでなく重なる部分があると語りました。
そして渡邊新月さんにも古典の短歌と現代短歌のつながりを語ってもらいました。過去に詠まれた短歌は現代の私たちにも共鳴するものがあり、似たような心情の短歌も現代で詠まれている。それは心情を描くことに特化した「短歌」という長命の文芸の特徴かもしれないと指摘しました。
そしてこの流れはきっと未来にも続くもので、私たちが詠んだ短歌が未来のだれかに届いて、新たな短歌がこれから紡がれるかもしれない。自分の短歌がいつか古典として読み継がれることが目標とも語られました。
そんなカコ、イマ、そして未来につながる「短歌」のトークとなりました。
加えて、トークショーが本のまち八戸ブックフェスと同日開催だったことから「渡邊新月書店」として即売会&サイン会を開催。こちらも大盛況でした!
渡邊新月さんがこのイベントにあわせて制作してくださった「意臨百人一首」という歌集も販売しました!百人一首を渡邊さんが意を汲み、詠みなおした百首の短歌集。ネットでも販売中のようですので要チェックです✨
短歌をあらゆる角度から学び、楽しむ一か月となりました◎。
ご協力いただきました渡邊新月さん、田茂博之教諭、ご参加のたくさんの皆さま、ありがとうございました!

