暮らし学アカデミー『前原寅吉の望遠鏡と「天文の歴史」』を開催しました!

7月の暮らし学アカデミーでは、八戸に天文の視野を拓いた偉人「前原寅吉」と
そんな彼の知的好奇心を後押しした「天体望遠鏡」を取り上げました。

①チラシ.jpg

講座『望遠鏡と「江戸の科学史」』では、講師として八戸工業高等専門学校の工藤先生をお迎えし、前原寅吉が所有していた天体望遠鏡を通して江戸時代の科学史についてお話ししていただきました。

②講座の写真1.JPG

②講座の写真2.JPG

工藤先生の専門は江戸時代の科学機器!
講座の中で出てきたキーワードは「日蘭貿易」や「ニュートン」、「薩摩藩」などなど...
皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
当時の日本とオランダの関係性からはじまり、日蘭貿易による科学機器の流入、日本の職人による再現、そしてなんと薩摩藩大名にまで!
前原寅吉の天体望遠鏡のルーツは、我々が思っていたよりもずっと遠くにあったようです。

更に当日は、前原寅吉の御子孫である前原俊彦さんにも一部お話しいただきました。
(本企画の実施にあたり、資料提供でも大変お世話になりました。ありがとうございます!)
質問タイムも盛り上がり、講座は無事終了。
時間の後も質問の列は途切れず、参加者の皆さんの熱量を感じました。
改めまして、工藤先生、ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

③企画展示の写真.JPG

講座の実施に合わせて3階には展示ブースも出現!
前原寅吉の生涯と彼が所有していた望遠鏡の来歴を辿る内容の展示で、前原寅吉の肖像や関連書籍も展示していました。

さすが郷土の偉人、前原寅吉に関する書籍は八戸市立図書館に複数収蔵されています。
児童書から人物伝まで、ライトに知りたい方もじっくり知識を深めたい方も、一度本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
夏の読書に、夏休みの自由研究に、皆さんも「天文の世界」や「前原寅吉」について学んでみましょう!

④常設展示の写真.JPG

ちなみに、はっち4階には、前原寅吉が所有していた"本物の"天体望遠鏡が展示してあります!こちらは常設ですので、もちろん企画終了後もご覧いただけます。
はっちへご来館の際はぜひお立ち寄りください。

前原寅吉が当時どのような思いで夜空を望んでいたのか。
今は想像することしかできませんが、彼の「天文への憧れ」そのものと言っても良い望遠鏡たちは今も確かに残っています。
寅吉が見つめた故郷八戸の星空。今夜改めて見上げてみてはいかがでしょう。


はっちブログ HOME