【報告】はっちの一箱古本市2015 本のまち八戸へ
はっちスタッフのnabeです。
10/24に開催した「はっちの一箱古本市」のレポートです。
https://hacchi.jp/programs2/hitohakohuruhonichi2015/index.html
八戸では2回目となる一箱古本市ですが、今年も大賑わいのイベントとなりました。
今回の出店者は15組。
地元の方々はもちろん、東京、仙台、岩手、秋田など他県からも出店をいただき、バラエティ豊かな出店者の方が揃いました。販売する本もお店の個性がにじみでたオリジナルなもの。小説や絵本、写真集、雑誌、、、、。色とりどりの本が店頭に並んでいます。
お客様もじっくりご覧になっていましたが、スタッフも気になってチラチラみていました(笑)。それぞれの方の読書遍歴が豊かで見入ってしまうんですよね。
開催日はあいにくの雨だったのですが、多数のお客様がご来場、お店の方とお話しながら楽しんでいらっしゃいました。
本を買うのももちろん楽しいですが、本を通して人と人がコミュニケーションすることが楽しいんですよね。「一箱古本市」の一番の魅力だと思います。
古本市にあわせて、注目の組合せによるトークも開催しました。
来年度オープン予定の「(仮称)八戸ブックセンター」のディレクターをつとめる内沼晋太郎さんと、東京荻窪にブックカフェ「6次元」を構えるナカムラクニオさんのトークイベント。
近年、本の話題となれば雑誌やウェブで名前を見ないことのない内沼さんと、さまざまなジャンルの方が愛し、イベントのユニークさなどで注目を集める「6次元」を運営されるナカムラさんの対談ということで、会場は満員! 立ち見も出るほどの盛況となりました。
全国各地の本のイベントの事例紹介や、八戸で本を通してできることなど、多岐にわたる話題が来場者を惹きつけていました。
山頂で一箱古本屋さんをやっている方のお話が一番印象に残っていますが、ここ八戸でも、アイデアと組合せでいくらでも面白いことができるのだと実感した時間でした。
その他、会場内には、(仮称)八戸ブックセンターを含む「本のまち八戸構想」の紹介展示や、はっち特派員による中心街唯一の古書店「遊歩堂」の取材記事、青森のフリーペーパー「エキゾチカアオモリ」の紹介展示、映画館「フォーラム八戸」で上映する書籍原作の映画の紹介など、盛りだくさんの内容。
多くの方が足を止めてご覧になっていました。
それぞれ小さなブースですが、その中には大きな可能性や魅力へとひらかれています。
というわけで、このブログ記事1つでは面白さを紹介しきれない「はっちの一箱古本市」でした。
「一箱古本市」を通して見えてくるのは、先にも書きましたが、本を通して人と人がつながっていく風景です。
お店の方とお客さんの間、あるいは店主と店主、お客さんとお客さん、、、本を読む人たちのあいだに生まれる小さなコミュニケーションがたくさん集まって、「本のまち八戸」=「本でみんなが楽しく/幸せになるまち」がじわじわとできあがってくるのではないかと、私は思っています。
「一箱古本市」は、そんなまちを思い描いて"スケッチ"するようなイベントです。すべてはスケッチから始まります。
また来年も「一箱古本市」を開催したいと思っています。その頃には(仮称)八戸ブックセンターも具体的なかたちが見えているかもしれません。
また来年、みなさまと会場でお会いできることを楽しみにしています。
出店者のみなさま、来場者のみなさま、ありがとうございました。