ライブラリ2014年1月 冬が呼び起こすイメージ
昨日は七草粥でお正月もひと段落。学校や仕事のペースがやっともどってきた...という方も多いのではないでしょうか。頭の中がまだ大晦日のあまちゃん紅白でとまったままフリーズしている、はっちスタッフのnabeです。
さて1月になりました。冷え込んできて、冬本番。
今月のライブラリ特集は「冬が呼び起こすイメージ」です。
冬といえば「雪」「氷」「澄んだ空気」「冷たい風」、物語にも「雪女」「笠地蔵」「雪の女王」などがありますが、今回は冬から連想されるイメージをもとに書籍を選んでみました。
石川直樹「POLAR」
新美南吉「手ぶくろを買いに」
新美南吉「ごんぎつね」
北極圏を10年間にわたって断続的に撮影した写真集、冬を舞台にしたキツネと人間の温かい物語、そして同じ作者による悲劇的な童話。
荒木経惟「センチメンタルな旅・冬の旅」
真夜中 No.12「特集 冬空の科学」
岡林ちひろ・札幌市円山動物園「ふたごのクマクマ」
通称アラーキーで知られる写真家による、自身の新婚旅行の記録と、妻の死の記録。
「真夜中」は季刊の雑誌。このバックナンバーでは冬から連想される文学作品やアート作品が掲載されています。
「ふたごのクマクマ」はひたすらにかわいいシロクマの写真集。ぜひ親子でお楽しみください。
田附勝「東北」
礒江毅「写実考」
「東北」は木村伊兵衛賞を受賞した傑作写真集。東北の厳しい冬の風景をはじめ、息を飲むような迫力ある瞬間が収められています。
「写実考」に収められた作品には、冬の透き通った空気や弱い日光、雪のモノクロームの風景が想起させられます。
岸山浩之「星産み」
暮しの手帖2012年冬 61号
「星産み」は、全国各地に落ちた隕石と、それを探す過程で出会った風景や人などを収めた写真集。なんとなく人と疎遠になる冬、隕石を巡る出会いは離れた人への想像力をかきたててくれます。
「暮しの手帖」には、冬に役立つ知識などが掲載。バックナンバーですが、いつでも活用できる情報が満載です。
ライブラリ特集は1月31日まで開催中です。いろんなイベントがはっちで開催されますが、待ち時間などに2~4階のライブラリにお立ち寄りくださいね。