【宮古文雪の書 ~日展入選 還暦を迎えて~】始りました!
こんにちは。今月からブログデビューをしました、Sakiです。
本日は、ただいま一階のシアターで行われている、宮古文雪さんの書道展についてご紹介いたします。
宮古文雪(みやこぶんせつ)さんは八戸在住の男性で、現在、八戸光星高校で教鞭を執りながら作家活動をされています。
今回の「宮古文雪の書 ~日展入選 還暦を迎えて~」は、日展入賞作品と、今まで書き溜めてきた作品など、一番古いものは7、8年前からのもので45点の展示です。
日展入選作品は入って左手の壁の前に、広げて展示してあります。
【写真 20170331-07】
なんと、額などに入らずにそのまま展示してあります。
王漁洋(おうぎょよう)という中国の漢詩で、春から初夏に向けての内容について書かれており、22センチ×28センチの紙の14枚が1セットで、書き上げるのに一時間20分から30分ほどかかるそうです。
『書道』というと白い半紙と墨、というイメージですが、会場をご覧になっていただくと、うっすら色の付いた紙や鮮やかな紙があり、これらは作品にあわせてそれぞれ顔彩で染めているそうです。よく見ると水玉のようにまだら模様のものもあります。
会場には額に入ったものもありますが、一角には額に入らない掛け軸など、間近で作品をご覧になれるものもあります。
宮古さん曰く「漢字など堅苦しい書ばかりだと疲れてしまうから、ほっと一息ぬける空間を作りたかった」ということです。
こちらも淡いピンクやうぐいす色など、これからの暖かい季節を彷彿とされるような優しい色合いが使われています。
こちらの赤い紙は、なんと、金箔が施されているそうです!!
朱と金、これだけでも雅なイメージですね!
書に使う紙の色や額の色をどのようにして決めているかお聞きしたところ、服を着るようにそのときの書くイメージで決めているそうですが、出来上がりは自分でも分からないところもあるそうで、そこもまた書の楽しみというところでしょうか?
宮古文雪展は4月2日まで開催中です。
「宮古文雪の書 ~日展入選 還暦を迎えて~」
期間:平成29年3月31日(金)~4月2日(日)
時間:午前10時~午後6時(2日は午後4時まで)
場所:はっち1階 シアター1