【報告】スガダイロー×類家心平 , 新垣隆×吉田隆一 ライブ
6月も終わりに近づいてきましたね、はっちスタッフnabeです。
今月、はっちでは2本のライブを開催しました。
6月5日の「スガダイロートリオ×類家心平ライブ」、「6月20日の新垣隆×吉田隆一コンサートat八戸」の2つです。今回のブログでは、そのレポートをいたします
https://hacchi.jp/programs2/performingarts/
まず6月5日に開催したのは、日本ジャズ界が注目するピアニストスガダイローが率いるトリオ(http://sugadairo.com/)と、八戸出身で全国で大活躍中のトランペッター類家心平さん(http://ruike.daa.jp/)のライブ。
この夜は凄まじいライブで、所狭しと鍵盤を駆け回りたたきまくるスガさんのピアノと、スリリングなソロで応酬する類家さんのトランペットで、数時間があっという間。
司会のノイズ中村さん、ベースの東保光さんとドラムの服部マサツグさんもテンションの高いパフォーマンスで、トリオの曲や類家さんの曲を、この5人でしかありえない演奏で展開。
はっちではこれまで様々なミュージシャンの方が演奏されましたが、この日のような緊張感と熱気はしばらく超えられないのでは...と思うほどのライブでした。
さて、次は6月20日の「新垣隆×吉田隆一コンサートat八戸」。
いわずと知れた有名人の音楽家・新垣隆さんが初来八ということでチケットが早々に完売したこのライブ。いつもの演奏会より、幅広い年齢の方々が来場されたように見えました。
新垣さんとデュオを組むのは、バリトンサックス奏者の吉田隆一さん(http://yoshidaryuichi.com/)。ジャズの分野では知られた演奏家で、バリトンサックスとは思えない音を出す「名人芸」級の演奏者の方です。
この日はオリジナル曲に加えて、先日亡くなったジャズの巨人オーネット・コールマンの「ロンリーウーマン」や武満徹の曲などを演奏。
バリトンサックスの豊かな音色(音色のバリエーションがすごい!)と、新垣さんのピアノの繊細なタッチがあいまって、2人の演奏とは思えない充実した音空間が出現。
第一公演と第二公演では少し曲を変え、同じ曲でも即興演奏が変化。「次はなにが来るのだろう」という心地よい緊張感が会場を満たしました。
テレビで見るのとは違う、音楽家・新垣隆の本領が発揮された、これまた八戸では稀有な種類のライブだったのではないかと思います。
そんな、プロミュージシャンの凄さを全身で感じるような6月だったのですが、
6月の最終週末は、南郷ホールで、音楽も楽しめるライブが開催されます。
http://nangoartproject.jp/2015/project/55-music-and-dance-in-wood
南郷アートプロジェクトの公演「55:Music and Dance in Wood」」。会場は南郷文化ホールです。
音楽を担当するのは、アメリカジャズシーンで知られるウェイン・ホービッツ。
すごい組み合わせです、これは。
ちなみにダンス出演者には、八戸出身の方が2名。こちらも注目です。
さらに前日には、ウェイン・ホービッツと、大谷能生さんのジャズトークイベントも開催。大谷さんは八戸出身で、全国的に知られた音楽家・文筆家の方です。こちらもレアな組み合わせ、見逃せません!
というわけで、6月は最後までイベント目白押し!7月まで走りきりましょう!!
パフォーマンス「55:Music and Dance in Wood」
【日時】2015年6月28日(日) 14:00開演(13:30開場)
【会場】八戸市南郷文化ホール
【振付・演出】鈴木ユキオ
【音楽】Wayne Horvitz
【映像】斎藤洋平
【出演】安次嶺菜緒/堀井妙子/赤木はるか/佐々木萌衣/田端春花/鈴木ユキオ
【料金】一般 1,000円(当日1,500円) 高校生以下 無料(要整理券)
特別トークイベント 「大谷能生 × Wayne Horvitz JAZZを語る ― NYのジャズシーンを中心に ― 」
大谷能生ジャズ講座特別編
【日時】2015年6月27日(土) 14:00開演(13:30開場)
【会場】八戸市南郷文化ホール
【出演】Wayne Horvitz、大谷能生
【料金】500円 *パフォーマンス「55:Music and Dance in Wood」のご予約で無料
【チケット発売日】 2015年5月27日(水)