はっちブログ

2025正部家種康氏を偲んで 第13回 南部弁の日スペシャル「はっちがずっぱど南部弁」 ~うん、これアよごあんすナ~を実施しました!

わたくし、はっちのドミンゴです。
このたび、11月30日(日)に正部家種康氏(郷土史家)を偲んで賑やかに催された「はっちがずっぱど南部弁」について閉幕したので報告します。

■2階 ギャラー2 俊文書道会による・南部弁であなたのお店に南部弁いかが?展覧会
・・・11/27(木)~11/30(日)9:00~21:00(最終日は18:00まで)
□プレイベントとして、俊文書道会による豪快な南部弁アート書作品を約30点展示し大好評のうちに閉幕しました。
南部弁をアート書作品にすることで、南部弁の持ち味である優しさがとてもお気に入りです。その書作品を飾ってみたい店舗にはプレゼントしました。
また、会場内に今回初の人形三体(昭和30年代のコスチューム)をまちぐみ山本さんのご厚意で展示し、書作品に溶け込んでおりあたかも生きているかのようにドキッとしたものです。

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■1階 はっちひろば 南部弁で遊ぶびゃ~笑うびゃ~!
・・・11/30(日)12:00~16:00
□トップバッターは、俊文書道会の生徒さんによる南部弁書初めが始まり、一喜一憂しながら会場内全体が拍手に包まれました。力強い筆さばきに圧倒され、南部弁が生き生きとした書作品に生まれ変わり感動しました。
生徒のみなさんの素敵な笑顔と書作品ありがとうございました。
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2番目は、「来年、書いてもらいたい南部弁・街中に飾りたい南部弁」と題して、出演者(十日市秀悦氏、瀬川さとし氏、大地球氏、KANTA氏)4名が登壇し、来場者と一緒に南部弁を深堀しました。知ってるようで知らない!難解な南部弁(特に南郷大字島守弁)もありましたが、もしかすると来年のどこかで街中に南部弁で溢れるかもしれませんよ。

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3番目は、「街のおとぎ会」八戸童話会のみなさんによる南部弁語り部です。童話会の南部弁語りも身振り手振りの心豊かな表現で楽しませていただきました。本当にありがとうございました。南部弁バンザイ\(^o^)/
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4番目は、「わげ者ミニ歌謡ショー」と題して、出演者であるKANTA氏・山本雅也氏がのど自慢を披露しました。KANTA氏は得意な和太鼓演奏で登場し最後に甘い美声を聴かせていただきました。山本雅也氏は今回が初登場で、アコースティックギター1本で自作のフォークソングを披露し来場者を魅了していましたよ。
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以上のようなプログラムではっちひろばのステージイベントは終了しました。みなさまお疲れ様でした。
次はシアター2へ・・・。

■2階 シアター2 爆笑バトルトーク「今年はどんな南部弁、わげものわがるべがなっす」
・・・11/30(日)16:30~18:00 「要整理券」
□司会進行は十日市秀悦氏で、出演者は(瀬川さとし氏、大地球氏、中島美華氏、KANTA氏、山本雅也氏、今どきのわげ者2名)の計8名で爆笑バトルトークが始まり、ひとりひとり自己紹介を兼ねて南部弁の魅力と奥深さと優しさを爆笑で語り合いました。
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また、今どきのわげ者2名が南部弁を知っているようで知らない!使っているようで使っていない!なんとも悲しさ満開!南部弁を使いましょー@@@

ということで、南部弁のニュアンスは標準語よりもよく伝わる言語として古き良き時代があったことと、現代でも南部弁の復活がとても大切であることを爆笑バトルトークで思い知らされました。
※「ちょぴっと・さらっと・がっぱど」・・・など分量にしても南部弁で概ね理解できるのです。ほんと@すばらしい~

以上が南部弁満載の「はっちがずっぱど南部弁」閉幕報告でした。
今年もそろそろ師走がやってきます。
ずっぱど笑って、ほろっとしてけんだ、なっす!
ではまた~はっちのドミンゴでした~。

暮らし学アカデミーでICANOFワークショップ・トークショーを実施しました!

こんにちは。はっちスタッフのたかまっすーです。
今年度からスタッフになりました。よろしくお願いします。

11月22日(土)、「暮らし学アカデミー」にて
「謎の集団ICANOFってなに?」 をテーマに、ワークショップとトークショーを開催しました。

■ワークショップ「写真の分解体験」
ワークショップでは、フォトセンター惣門の松川雄史さんによる
「写真の分解体験-写真を考える、捉える-」を実施しました。
松川さんはフォトセンター惣門にて、
フォトグラファー・シネマトグラファーとして活動されています。

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今回は、大判ビューカメラを実際に見たり触れたりしながら、
「写真とは何か?」 について体験的に学ぶ内容でした。
参加者は10名で、大学生や先生、ICANOFを当時実際に見ていた方など、
幅広い年齢層の方にご参加いただきました。

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スマートフォンの普及により写真撮影は身近になっていますが、
写真の原理やカメラの構造を知る機会は多くありません。
今回のワークショップでは、カメラで写真がどのような仕組みで撮られているのかを、
実際に触れながら学ぶ機会になりました。

撮影対象として、普段、はっち2階に展示されている烏帽子を選びました。
途中からは、参加者の方が撮影対象になることも。
光の当て方やカメラと撮影対象の距離を変えながら撮影に挑戦していました。

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▼参加者の声
・一眼レフカメラを少ししか触ったことがない私でしたが、カメラの仕組みや光の構造を知ることができ、非常に有意義な時間でした。(大学生・男性)
・大判カメラとチェキの組み合わせが面白かったです。(40代・男性)
・ICANOFについて気になっていたので、今後も若い世代への情報発信が続いていけばよいなと思っています。(60代・女性)

松川さんには、事前にICANOFについての資料をご覧いただいた上で
ワークショップ内容を構成していただきました。
活動はすでに停止しているICANOFですが、参加者からは
「これからも若い世代にICANOFを知ってもらえるイベントに参加したい」という声もありました。


■トークショー

トークショーでは、以下の3名にご登壇いただき、ICANOFの活動についてお話しいただきました。

・高沢利栄さん(ICANOF事務局長、ダンスバレエリセ豊島代表。1979年から豊島重之の活動に出演参加し、企画展や公演では現場作業を指揮。ICANOF図録の編集者。)

・三浦文恵さん(八戸学院大学短期大学部 幼児保育学科教授。ICANOF企画展では司会進行、海外アーティストの通訳、図録執筆等を担当。)

・亀本光弘さん(設立当初からのメンバー。豊島重之が主催していた八戸のシネマテーク時代から活動を見続けてきたウォッチャー。美術・ダンス・映画・演劇の評論を発表し、ICANOF図録執筆者の一人。)

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トークショーでは、以下の内容についてお話しいただきました。
・ICANOFという名前の由来
・中心人物であった故・豊島重之について
・2001〜2016年に旧八戸市美術館で開催されていたICANOFの企画展の様子
・「写真のまち八戸」「八戸芸術大学」について
・当時の若者とICANOFの関わりについて

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▼参加者の声
・名前は知っていたけれど実態が分からずにいたので、今日のお話で活動内容や目的が理解できた。(20代・女性)
・アートについて、これから何ができるのか、何をすべきかを考えるきっかけになった。八戸のアートや文化について、これまでの歴史とこれからをつなぐイベントに参加したい。(40代・男性)
・発足当時の話がとても面白かった。絵を見るだけ、音楽を聞くだけで自分にセンスはないと思っていたが、能動的に関わることがおもしろいと感じた。若い世代とつながりたいという思いも共有できた。(70代以上・性別回答なし)

トークショー終了後には、会場に展示してあるICANOFのこれまでが分かる2001年から2016年までのICANOFに関連する資料の展示を見ていただきました。

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■おわりに
今回のイベントのタイトルは「謎の集団ICANOFってなに?」でしたが、
ICANOFを簡単に語ることはできません。
当時の企画展、写真のまち八戸、八戸芸術大学の様子について、
ICANOFメンバーの生の声をお聞きする貴重な時間となりました。

ICANOFは発足当時から、10年後・100年後・1000年後 を見据えて活動していました。
活動が停止して約9年が経ちますが、「これからもICANOFについて考える機会があればいいです」という声が多く寄せられたイベントでした。

ご登壇いただいた松川雄史さん、高沢利栄さん、三浦文恵さん、亀本光弘さん、ありがとうございました。

【告知】11/8裂織・ミシン・糸つむぎ・山車飾り実演&体験開催!

みなさま、こんばんは!
アヤタスです。
11/8(土)に開催する、秋の週末にぴったりな"手しごと"を体感できるイベントのお知らせです🍂

ものづくりスタジオ×まちぐみ
~南部裂織・ミシン・糸つむぎ・山車飾り~
「動く工房。のぞき見日和。」

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南部裂織、ミシンソーイング、羊毛の糸つむぎ、八戸三社大祭の山車飾りづくり......。
4つの"工房"を間近で見られるチャンス!

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糸をつむぐ繊細な手の動き、リズミカルに響くミシンの音。
南部裂織と山車飾りづくりは体験も可能✨

体験して織り上げた裂織は、はっちの15周年企画!はっちのイスカバーに使用されます!
↓イスカバープロジェクト詳細はコチラ↓
https://hacchi.jp/programs2/anniversary15/nanbusakiori_project/


昔ながらの手しごとの世界。
地域の文化や技術がどのように受け継がれているのかを知るきっかけにも。
「見る」「触れる」「感じる」がつまった1日です。
職人さんとのおしゃべりを通して、技の奥深さやものづくりの楽しさを感じられます。


体験を終えたあとは、はっち館内1~3階に点在する飲食店で、あたたかいドリンクを片手にひとやすみ。
ゆったりとした時間を過ごせます☕

こんな⽅におすすめ︕
✓伝統工芸や手しごとに興味がある
✓子どもと一緒にものづくりを体験してみたい
✓裂織って⾒たことないけど、ちょっと気になる
✓ミシンの技や糸つむぎを⾒てみたい
✓⼭⾞がどうつくられているのか知りたい
✓何か新しいことを体験してみたい
✓地元の文化やものづくりを身近に感じたい


寒い季節にうれしい、ぬくもりいっぱいのイベントです。
手しごとの世界をのぞき見してみませんか?

■ものづくりスタジオ×まちぐみ
~南部裂織・ミシン・糸つむぎ・山車飾り~
「動く工房。のぞき見日和。」
日時:11月8日(土)10:00~15:30
会場:はっち1階 はっちひろば


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