〈はっちAIR〉2024アーティスト 今井さつきさん活動報告②
はじめまして!今井さつきと申します。
神奈川県・横浜と東京都を中心に活動しているアーティストです。
この度2024年度のはっちのレジデンスプログラムに参加させていただくことになり、5月15日から7月2日と10月上旬から1ヶ月半のトータル3ヶ月、八戸でお世話になります。
どうぞよろしくお願いいたします!
今井さつきです!
皆さんはアートや美術と聞いて、どのようなイメージが湧くでしょうか。
絵画、彫刻、写真、パフォーマンスなどなど、色々と頭に浮かぶものは人それぞれだと思いますが、
私は「皆さんが作家の私と一緒に体験ができる作品」をいつも作っています。
一緒に体験ができる作品とは?と思う人もいると思います。
例えば、外が山、中が洞窟を模した作品の中で、体験者の大切な人のことを考えながら紙でお花を作り、作った花を洞窟の中に差すことで、作者や他の参加者と一緒に少しずつ洞窟の景色を変えていく作品《はじまりのだいち》を作ったり、
《はじまりのだいち》(2017年)
《はじまりのだいち》(2017年)
体験者がまぐろやたまご、サーモンの切り身の形をしたクッションを抱き、お米の形のクッションに寝転がって、体験者自身もノリ巻きの具材になって、板前姿の私に勢いよく巻かれながら一緒に巨大な人間ノリ巻きを作る《人間ノリ巻き》を作ったりしています。
《人間ノリ巻き》(2013年-) photo by Yukiya Meguro
《人間ノリ巻き》(2013年-)
私の作品はいつも、体験してくださる方々と一緒に作られていきます。
逆を言えば体験してくださる人がいてこそ、作品が完成するのです。
そこで今回は、「八戸の皆さんと一緒に体験できる作品」を作っていきたいと思っています!
どんなことをするのかというと、
八戸の魅力を食材でもお花でも具材にして、八戸の人達という魅力的な方達と一緒に巻いて《人間ノリ巻き》八戸バージョンを作る!
題して「人間ノリ巻き in 八戸〜鯖からせんべいから高山植物まで!八戸の皆さん 巻かさってください!」です!
ここ1か月余り八戸に滞在した私は、八戸市内で八戸の食(鯖出汁ラーメン、せんべい汁、南部せんべい、鯖、鍋っ子団子、菊、ひっつみ等)を食べ、八戸のスポット(蕪嶋神社、種差海岸、淀の松原、館鼻岸壁朝市、みろく横丁、銭湯、ホコテン、まちぐみクリエイティ部ギャラリー、八戸ブックセンター、八戸工業大学、八食センター、八戸市美術館、是川縄文館、喫茶へバナ、上館せんべい等)を巡り、さまざまな体験(せんべい汁・いちご煮の炊き込みご飯作り、菱刺し、飲み歩きラリー2回!)をしながら八戸の魅力を発見してきました。
そして今、発見した八戸の魅力の中からノリ巻きの具材を作ろうと考えています!
私が発見した魅力は、普段食べるノリ巻きの具材になるものばかりではないと思います。
でも、そもそもノリ巻きって絶対この具材にしなきゃいけない!ってないですよね?
私は八戸の魅力を作品に詰め込みたい!そしてそこに八戸の魅力の一つである八戸市に住む皆さんも具材にして、大きな太巻きにしたい!と思っています。
皆さん、人生で巨大なノリ巻きになったことありますか?
ある方もない方もぜひ参加してくださったら嬉しいです!
今後6月中は、出会った方に八戸の具材のアイデアを聞いたりしながら街を巡りたいと思っています!
そして10月からは皆さんに見える形で具材を作る公開制作や、皆さんが参加して一緒に具材を考えたり、作ったり、八戸の魅力について教えてもらうワークショップも開催したいと思っています。
そして最後には街に出て、皆さんを具材として巻きたい!と思っています。
参加に年齢制限はありません!
お米のクッションに寝転がれる方ならどなたでも参加できますので、ぜひ皆様ご参加いただけたら嬉しいです!
ご案内は今後またはっちから発信しますので、興味のある方はぜひチェックしていただけたら幸いです。