〈はっちAIR〉「舞台づくり学校」成果発表公演を行いました
こどもたちがダンスや衣装、音楽を専門の先生から教えてもらいながら、ダンス公演を作り上げ、
表現することを楽しむプロジェクト「舞台づくり学校」が、ついについに成果発表公演を迎えました!
このプロジェクトは、こどもたちがダンスや衣装、音楽を専門の先生から教えてもらいながら、ダンス公演を作り上げ、表現を楽しむことを目的としたプロジェクトです。
舞台ができるまでにどんな人が関わり、どんな工程でできあがっているのかを、
実際に自分たちで制作し・出演することで、実体験として学ぶ、舞台に特化した学校です。
7月末から始まった舞台づくり学校もいよいよ公演を行うシアターでの活動となりました。
これまで練習していたスタジオとは雰囲気が違うので、みんな緊張気味。
音響や照明の機材が並ぶバックヤードをめぐり、シアターでのルールやマナーを学びます。
そしてステージ練習開始!
自分の立ち位置や出捌けのタイミングを確認します。
これまでのスタジオとはサイズ感も違い、バックヤードも真っ暗なので、最初はどこに行けばいいのか迷子になってしまっていましたが、
練習を重ねるうちに、みんな自分が次どこへ行けばいいのか、全体の流れがわかってきました。
開演終演のアナウンスも子どもたちが担当。録音作業も行いました。
本番前日にはゲネプロを行いました。
本番と全く同じタイムスケジュールで終演までの流れを覚えます。
ゲネプロではお客さんのいる空間に少しでも慣れるため、昨年度の舞台作り学校の卒業生の先輩たちも観覧に来くれました!
保護者のみなさんや先輩が見守る中、いつもより緊張した様子でしたが最後まで無事に終えることができました。
プロジェクト大山さんから細かい部分の修正やアドバイスをもらい、明日の本番に向けて調整をしていきます。
顔の向きや、大きくゆったりと踊ること、フォーメーションなど、お客さんからどのように見えるのかを意識して、みんな最後まで稽古を行います。
いよいよ本番当日。
最後の稽古を終え、あとは公演を残すのみ。
客席は満員御礼!!
約1か月半学んできた成果を発表します。
本番はみんないい笑顔で堂々としたパフォーマンスができました。
みんな楽しそうにのびのびと踊る姿に、裏でモニターを見ていた大山さんやスタッフも嬉しさで一杯でした。
本番を終え、舞台づくり学校の閉校式。
舞台づくり学校の修了証書と卒業アルバムがプロジェクト大山のお二人から手渡されました。
学校も年齢も違う子どもたちが、普段とは全く違うコミュニティで一緒に活動することで、
普段味わうことのできない、嬉しさ、悔しさ、楽しさなどの感情を抱いたと思います。
自分の考えを表現するのがなかなかできなくて苛立ってしまったり、
学校とは違う外の世界で新しいお友達に出会って戸惑ったり、仲良くなったり、
考えを形にすることが意外と楽しいということを発見したり、
ステージに立って表現することが気持ちいいと感じたり、
それぞれがこの1か月でさまざまな感情を持ち、葛藤しながら最後の舞台まで辿り着きました。
最初のころは、正直スタッフも、子どもたちがきちんとステージに立てるだろうか、公演を成功させることができるだろうかと心配になることも多かったです。
けれどワークショップを重ねるごとに、子どもたちも自分が舞台に立つんだという自覚を持ち、踊ることへの楽しさを感じ始め、ものすごい成長を遂げました!
日を追うごとにどんどん進化していく子どもたちの姿にはとても驚かされました。
公演の出来栄えはもちろんですが、
自分で考えること、体を動かすこと、表現することの楽しさを今回のプロジェクトで感じてくれたことが
1番の成果であり、目標達成です!
2024年の夏のこの活動が、これからの子どもたちの考え方や行動に少しでも影響し、
豊かな文化活動へとつながったり、
挑戦することに躊躇わないでどんどんさまざまなことに体当たりしていってほしいと願っています。
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1か月半の活動の様子を動画でもお楽しみください↓↓