〈はっちAIR 〉2023プロジェクト大山キッズダンスプロジェクト ダンス公演をつくろう!「舞台づくり学校」活動の様子〜開校式/衣装・音楽の授業〜
はっちのアーティスト・イン・レジデンス事業(AIR)で、今年度実施しているダンスカンパニー「プロジェクト大山」による「舞台づくり学校」の活動をご紹介します!
このプロジェクトでは、こどもたちがダンスや衣装、音楽を専門の先生から教えてもらいながら、ダンス公演を作り上げるプロジェクトです。
舞台ができるまでにどんな人が関わり、どんな工程でできあがっているのかを、実際に自分たちで制作し・出演することで、実体験として学ぶ、舞台に特化した学校です。
7月末から約1か月半にわたる舞台づくり学校がいよいよ開校しました!
まずは1日目。これから1か月みんなでがんばるぞ!!ということで開校式を行い、舞台ができるまでの流れについてや、プロジェクト大山さんの公演を例にダンス作品や舞台の勉強をしました。
1か月半、この仲間みんなで舞台を作っていくということで、まずはみんなで仲良くなるために、身体を動かすゲームでコミュニケーション!みんなあっという間に打ち解け、最初の緊張気味の顔から一転、元気いっぱい、笑顔いっぱいで身体を動かしました。飛んだり、寝転んだり、スローモーションで動いてみたり、自分の体がどのように動くかを探りました。
そして2日目。今日はダンス公演をイメージする授業です。公演のテーマは「夢のものがたり」。それぞれ夢にどんな妖精が出てくるかをイメージしました。名前、性格、必殺技、どこに住んでいるかなど、その妖精を具体的にイメージできるように言葉やイラストで書き出していきます。強くて怖い妖精、季節をうばってしまう妖精や、頭からはてなを出す妖精など、特徴的な妖精の数々が生み出されました!
このイメージをもとに、今後ダンスの振り付けも考えていきます!
そして3日・4日目は衣装と音楽の授業です。
衣装の授業では、衣装デザイナーのよこしまちよこさんが先生となり、舞台の衣装デザイナーがどんなお仕事なのかを教えてもらいました。前回の授業でイメージした「夢に出てくる妖精」の衣装を、具体的にイメージシートに落とし込んでいきます。まずは妖精の絵からキーワードを探して言葉にし、その言葉から衣装のデザインを考えていきます。「やってみる」と「やりなおす」を繰り返し、布を触りながらどこにどの布を使い、妖精を表現するかを考えます。通す、結ぶ、丸めるなどの手法で、土台を装飾していきます。
最後には完成した衣装を着て、ファッションショーを開催!
出来立ての衣装を着て、みんなランウェイを堂々とあるきました。この衣装を着て、ダンスを踊るのがとても楽しみです♪
そしてもう一つ、ダンス作品で大事な要素である音楽の授業です。音楽家でDJの武田直之さんが先生です。
事前にスタッフで録音した身近な音を使った曲を聴き、さまざまな音が重なり合って曲ができていることを、曲を分解しながら一つずつ聞いていきます。これはなんの音だろう?と想像しながら、身近にある音も、曲の立派な素材になることを学びました。
そして、実際に公演で使用する曲に使う素材の音を集めます。
水道の音や、機械の音、物と物を擦り合わせてみたり、高い音・低い音・短い音・長い音などさまざまな音を探しに行きました。
普段聞き流してしていた音も、よーく聞いてみると、なんだかおもしろい。そしてスピーカーを通して聞くと、また違った音色になります。
この素材に、専用のソフトで音を重ねたり、リズムや音階をつけて、ダンス公演に使う曲を作っていきます。どんな曲になるのか楽しみです!
次回以降は、実際にダンスを踊り、公演の振り付けをしていきます!
9/18の公演を楽しみにしていてくださいね♪
↓「舞台づくり学校」のページもぜひご参照ください!