「私の戦争体験~銃後を守った人々~」完成上映&トークセッションを開催します

8月。ヒロシマ、ナガサキの平和記念式典。8月の旧盆、そして終戦記念日・・・。先達の重ねた道程に思いを馳せ、平和に感謝する。今年もまた、そんな季節が巡ってきました。

はっちスタッフのヤナPです。本日は、はっち制作の映像作品「私の戦争体験~銃後を守った人々~」の完成上映会と、出演いただいた皆さんと制作者によるトークセッションをご紹介いたします。

はっちには、「市民学芸員」という、観光展示の更新にご協力いただいている方々がいらっしゃいます。映像分野で開館当初から参加してもらっている市民学芸員「ミセスV6」の皆さんに、今回、八戸市民の第二次世界大戦期の記憶についてインタビュー映像を制作してもらいました。

八戸でも、先の大戦において市民の皆さんが、苦しみながら様々な体験をされています。今回は、こちらの三人の方の語り部の皆さんから、貴重な体験についてお伺いし、アーカイブしています。


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石橋カネさん(90)
女子挺身隊の一員として、種差防空監視哨に勤務されていたほか、戦前戦中の暮らしの様子を日記に書き連ねた「石橋カネの日記」は、八戸市史にも取り上げられています。


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山根勢五さん(89)
歌会始にも入選した市内在住の歌人でもある山根さん。デーリー東北連載の「八戸るねっさんすの時代」では市内の戦後文化勃興期を活き活きと描かれていますが、八戸の水産・ハマの歴史の生き字引きとして、また、海防艦稲木の足跡を伝える活動も続けていらっしゃいます。


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西久保秀雄さん(84)
市内で長く教職を勤められ、白銀公民館長も歴任。定年退職後は、地域の学校で戦中戦後の暮らしについて、語り継ぐ活動を続けていらっしゃいました。

こちら3人の方が出演された映像。はっちでは8月13日から15日まで上映いたします。それに先立ち、8月11日には、完成披露会と出演者本人の方をお招きしたトークセッションを開催します。

先達から後世へと伝え繋げる貴重な機会。ご家族ご一緒に、ぜひ、トークや上映に足をお運びください。


■「私の戦争体験~銃後を守った人々~」完成披露会&トークセッション
日時:8月11日(月)13時30分~15時
会場:はっち2Fシアター2
※映像作品の上映と、1時間程度のトークを行います。


■「私の戦争体験~銃後を守った人々~」映像上映
日時:8月13日(水)~15日(金)
会場:はっち2Fシアター2
※24分程度の映像作品をリピート再生いたします。


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