〈はっちAIR〉 雨宮由夏「うつわを生ける」活動の様子 ~菊のリサーチ~
はっちで実施するアーティスト・イン・レジデンス事業(AIR)で、今年度実施しているアーティスト・雨宮由夏プロジェクト「うつわを生ける」についてご紹介します!
このプロジェクトは、普段使っている器や道具などのリサーチをきっかけに、何気ない使用方法や使っている場面、思い出などを紐解きながら、そこに暮らす人たちの食卓や生活、地域の文化などを浮かびあがらせていきます。
10月上旬、雨宮さんから「菊」について調べたい!と連絡が入り急遽レジデンス入り。
八戸では秋によく目にする食用菊ですが、「菊のお花は見るもの」と思っていた雨宮さんは、菊を食べる事に衝撃を受けながら菊づくしの取材を進めていきます。
今回もたくさんの方へご協力いただき、収穫から出荷作業、加工や料理になるまでを調べることができました。
〈南部町にある村井青果さんからは食用菊の基本知識や品種毎の育て方などを取材〉
〈JA八戸の川守さんからは、生菊農家の村井さんをご紹介いただき、収穫から出荷までについてお話をお伺いしました。〉
〈こちらは農業経営振興センターさんからご紹介で、干し菊農家の田中さんたちが加工している様子。〉
〈郷土料理研究家の山本康子さんには器と菊料理の取材へ。〉
色とりどりの器と菊料理についてお話を伺うことが出来ました。
八戸入りする前から器と菊の共通点を見つけていた雨宮さん。
食用菊について中身の濃い取材となりました。
そんな雨宮プロジェクトでは、お家で眠っている"思い"の詰まった器を募集する「器とうつわのお話集め」を開催します。
12月17日(土)、18日(日)、場所ははっち館内で、お家で眠っている思い入れのある器をお譲りいただき、まつわるエピソードを「器カルテ」として2月の成果発表で展示します。
詳細が決まり次第こちらのBlogでもお知らせしますね。
どんな形で作品に反映されるのか楽しみです!