下崎雅之展
愛すべき人形たち-好きこそものの上手なれ
八戸の祭りをつぶさに観察し、えんぶり人形、山車絵、創作人形など多岐にわたる創作活動を続ける下崎雅之。
八戸の祭りや人々への愛にあふれた、下崎のあたたかな創作世界をご紹介します。
- 2026年2月15日(日)〜3月1日(日)
10:00〜18:00 ※2月24日(火)・25日(水)休場 - 2階 シアター2
- 入場無料

「人形はかわいくなくっちゃね」 下崎が自らの人形を語るとき、一番に口にする言葉だ。凛々しい太夫の人形も、顔の輪郭や動きのやわらかさも相まって柔和な印象だ。祝福芸の大黒様やこどもの舞子たちの姿も、愛らしさと可笑しみで溢れている。しかしながら、かわいい人形たちの造形は、細部にわたるまでモデルを観察し、衣裳や道具に至っては各えんぶり組の取材をもとに作られている。すべて人形たちにあったサイズに縮小されているものの、できる限り同じ素材と作り方でできている。例えばツマゴ(藁のはきもの)は、藁に見立てた麻紐を縒って縄にし、それをさらに編み上げて作られていたり、豆しぼりの手ぬぐいや衣裳などは染め物屋の本領発揮と言わんばかりに、すべて本物と同じく丁寧に染めて仕立てられている。モデルになった太夫や舞子たちに納得してもらえるよう、細部に至るまで「そのまま」だ。
それはひとえに、生まれ育った八戸でこどものころから見続けてきたえんぶりへの愛だ。好きだからこそ、モデルの姿も、祭りで繰り広げるさまざまな人間模様も、すべて愛しく写し取りたい。
好きこそものの上手なれ。それこそが下崎雅之の表現の源だ。
オープニングトーク
「下崎雅之とものづくりについて語る」
さまざまな創作活動を続ける下崎雅之が、自身のものづくりへの思いや楽しさを語ります。
- 日時:2026年2月15日(日)14:00〜15:30
- 場所:3階 和のスタジオ
- 定員:30名 先着順
- 申込方法:はっちインフォメーション(0178-22-8228)へお電話でお申し込みください。
ライブパフォーマンス
「KANTA えんぶりスペシャルパフォーマンス」
★2/8(日)9:00から申込受付開始★
和太鼓アーティストKANTA がえんぶり人形展会場で舞うミニライブ&トークイベント。
- 日時:令和8年2月22日(日)18:30~19:00
- 場所:はっち2階 シアター2
- 定員:20名 先着順
- ※2月22日(日)は21:00まで展覧会をご覧いただけます。
作家プロフィール
下崎 雅之しもざき まさゆき
青森県八戸市生まれ。高校卒業後、紋章上絵(紋書き)の修行のため京都に赴き、1979年に帰郷。家業である伊藤屋紋刺繍店を継ぐ。同時に八戸三社大祭鍛冶町附祭若者連で山車絵や山車人形制作を開始。娘に、手作りのえんぶり烏帽子を被せたら面白いかも…といういたずら心から端を発し、現在のえんぶり人形作りがはじまる。山車人形の制作技術を活かし、2005年から現在まで毎年、八戸市内の夢百貨ギャラリーで「えんぶりの里写真展・人形展」を開催して新作を発表し続けてきた。2019年にはホテル雅叙園東京「百段雛まつり青森・秋田・山形ひな紀行」で、現代へ続く工芸作家として「えんぶり人形」が特別展示された。実際のえんぶり組をつぶさに取材し、衣裳や小道具に至るまでありのままの祭りびとの姿を映した人形は、移り行く時代のなかで在りし日の「えんぶり」をとどめる化身ともいえる。
問合せ・申込み
八戸ポータルミュージアム はっち
〒031-0032 青森県八戸市三日町11-1
TEL 0178-22-8228
E-mail hacchi@city.hachinohe.aomori.jp


