また今日も私が生きている今があることを想う明日がある
一 本の槍
ー地方病とたたかった人たち ー
パフォーミングアーツ公演事業〈第一弾〉「鳥と舟」演劇公演
- 6月25日(土)18:00-19:30
6月26日(日)14:00-15:30
※開場は30分前 - 八戸ポータルミュージアム はっち 2階シアター2
あらすじ
“この病気を解き明かすために、私の体を解剖してください"
自らが、あるいは近しい誰かが、地方病となってしまった三人の女性の物語です。貧しい農民として自然と共に生きながら、彼女たちは「誰か」のために選択をします。
その選択こそがたたかいであり、受け継がれていく想いとなります。悠久の時を経て空の上から見つめると、火花のようにはじけるその想いの伝播が一本の槍に見えるようです。想い「が」繋がる、物語です。
地方病とは
『地方病』とは、日本に実際にあった病気です。正式名は『日本住血吸虫症』。日本住血吸虫の寄生によって発症する病気です。発症した者は、お腹に水が溜まって、太鼓のようにぱんぱんに膨れて、死んでしまいます。一八八一年、この病気に苦しむとある村から解決を望む嘆願書が出されました。当時は原因も治療法もわからず、患者はみな死を待つばかりでした。そうして地方病の撲滅宣言が出されたのは、一九九六年。
一一五年もの間、人々はこの病気とたたかい続けたことになります。どのような人たちが、どのような想いでたたかってきたのか。その大河を、鳥と舟が舞台にのせてお届けします。
「想いを繋げる」。それが作品のテーマです
東京で活動する20代を中心とした劇団。2019年4月結成。「人の想いを紡ぐ」をモットーに、人間ドラマを力強く描いている。2021年に池袋演劇祭にて上演した二部作『一本の槍』『河原の石』では「地方病」を取り上げ、病気と115年にわたってたたかった人々の生き様を描き、好評を博した。「200年後まで残る感動を届けること」を劇団の最終目標としている。
チケット
- 前売り一般:2,500 円
- 学生:2,000 円
- 中学生以下:1,000 円
(当日は500円増し)
はっちインフォメーションで5/20(金)より販売
※電話での事前予約も受け付けております
※未就学児入場不可
※新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、中止にする場合があります。
主催・問合せ
八戸ポータルミュージアム はっち
https://hacchi.jp
〒031-0032青森県八戸市三日町11-1
【TEL】0178-22-8228【FAX】0178-22-8808
【E-mail】hacchi@city.hachinohe.aomori.jp
2022年度 パフォーミングアーツ
公演スケジュール(予定)
- 《第2弾》8月 デペイズマン(演劇・ダンス)
- 《第3弾》12月 tantan(ダンス)
- 《第4弾》2023年3月 TABATHA(ダンス)