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信仰と娯楽、ハレとケを往還する神楽の魅力をあじわう

はっち伝統文化プロジェクト
KAGURA DAY's @ hacchi

八戸ポータルミュージアム はっちでは、地域の伝統的なもの・ことづくりを紹介する手しごと関連事業改め伝統文化プロジェクトを実施し、八戸の魅力を発信しています。
今年度は、地域の信仰として、伝統芸能として親しまれている神楽にスポットをあてていきます。神楽をより楽しむための展示や、伝統と現在進行形のいまをつなぎ、神楽を身近な芸能として届けるべく活動している八戸圏域山伏神楽再興委員会ディレクションによる公演、来年度には写真家・岩根愛氏が神楽をテーマに制作した作品の展示も予定しています。

  • 日時:2026年9月11日(金)~23(水・祝)
  • 主催:八戸ポータルミュージアム はっち
  • 共催:八戸圏域山伏神楽再興委員会

八戸圏域山伏神楽再興委員会

八戸圏域山伏神楽再興委員会

八戸圏域各地に伝わる「山伏神楽」の再興と発展を目指し、各市町村・地区で神楽を伝承する担い手や愛好家が集まって2023年に結成された団体です。これまで神楽が受け継がれてきた背景には、舞を継承してきたことはもちろん、その魅力を地域の人々に伝え続けてきた先人たちの存在がありました。その積み重ねが、神楽を地域に根付かせ、今日まで受け継いできた大きな力となっています。その精神を受け継ぎながら、伝承者だからこそ伝えられる視点で山伏神楽の魅力を発信し、より多くの人に親しんでもらえる活動を行っています。

岩根 愛(IWANE AI)

岩根 愛(IWANE AI)

写真家。東京都在住。2018年初作品集『KIPUKA』及び写真展『FUKUSHIMA ONDO』で第44回木村伊兵衛写真賞、第44回伊奈信男賞を受賞。2020年に東京都写真美術館の展覧会で発表した作品シリーズ「A NEW RIVER」は、桜の開花を追いかけて福島から北上、一関、遠野、八戸を辿った作品で、鮫神楽の青年を写した写真は「美しすぎる楽人」として話題になった。

展示 KAGURA DAY's @ hacchi「八戸の神楽」

神楽振興に努める八戸圏域山伏神楽再興委員会の活動や八戸の神楽を紹介します。公演に先駆けてご覧ください。

会期 2026年 9月11日(金)~23(水・祝)
時間 10:00〜19:00
会場 9月11日〜14日 シアター2、9月16日〜23日 ギャラリー2
入場 無料

公演 八戸圏域山伏神楽再興委員会 大演舞会

2026年9月19 日(土)〜23日(水・祝):大演舞会〜八戸圏域山伏神楽再興委員会 KAGURA DAY7s @hacchi

開催日 2026年9月19日(土)~23日(水・祝)

料金 1日公演チケット:各日1,000円 ※小学生以下無料
全席自由・開場は開演30分前

八戸圏域で活動する神楽関係者有志が集い活動する団体・八戸圏域山伏神楽再興委員会が、体験や解説を交えた公演で神楽の楽しさを伝えます。公演に先駆けて八戸の神楽や委員会を紹介する展示も開催します。知って・観て・体験して、神楽の魅力を存分にお楽しみいただける5公演です。

チケット販売 はっち1階インフォメーション窓口
チケット予約 はっち1階インフォメーション窓口、電話(0178-22-8228)、ウェブフォームからご予約ください

※本公演の録音、動画、写真撮影はご遠慮ください。

① 9/19(土)道佛神楽 公演・体験会
(オープニングトークあり)

公演時間 13:00〜15:30(休憩あり)
出演 道佛神楽組、八戸圏域山伏神楽再興委員会メンバー(オープニングトーク)

前半は八戸圏域山伏神楽再興委員会による「神楽を語る」オープニングトーク、後半は道佛神楽組による権現舞と権現様の歯打ち体験会。神楽入門におすすめの一日。

お申し込み

② 9/20(日)白銀四頭権現神楽 公演

公演時間 第一部 11:00~12:30/第二部14:00~15:30
出演 白銀四頭権現神楽連中

10番を超える多彩な演目で魅せる白銀四頭権現神楽公演。小学生から指導に当たるベテランまで幅広い世代が出演。

お申し込み

③ 9/21(月・祝)鮫神楽 公演

公演時間 14:00~16:00(休憩あり)
出演 鮫神楽連中

歌舞伎を取り入れた「組舞」などエンターテイメント性の高い演目を伝える鮫神楽。式舞から組舞まで、鮫神楽の魅力を凝縮した演目を披露。

お申し込み

④ 9/22(火・祝)市川神楽 公演

公演時間 13:00〜15:30(休憩あり)
出演 市川神楽

小学生から大学生まで、若手継承者が活躍する市川神楽。今年新たにお迎えした重厚な権現様を奉じる勢いのある権現舞が見どころ。演目の合間にお囃子や神楽の体験も。

お申し込み

⑤ 9/23(水・祝)千秋楽公演
「八戸圏域山伏神楽再興委員会 競演」

公演時間 13:00〜15:30(休憩あり)
出演 市川神楽、鮫神楽連中、白銀四頭権現神楽連中、道佛神楽組

本公演出演の4つの神楽団体が権現舞で競演。4組の権現様が集結する大演舞会ならではの舞台。最後は「浦島」で賑やかに幕。

お申し込み


特別展示&体験会「鮫神楽の舞台裏」

日時 9月21日(月・祝)11:00〜12:30
会場 はっち2階シアター2
予約等 予約不要・入場無料

鮫神楽の舞台を支える様々な小道具を展示し、実際に触れてみたり道具を紹介するギャラリートークを行います。開催時間中は、どなたでもご入場いただけます。

出演団体紹介

市川神楽

写真:市川神楽

市川神楽は、八戸市市川町浜市川地区に古くから伝承されてきた神楽です。毎年7月に白髭神社で行われる例大祭や、湊町大祐神社の祭典で神楽を奉納しています。また、地元の多賀小学校では40年以上にわたり児童への神楽指導を続けるなど、後継者の育成にも力を注いでいます。さらに、2018年1月には高校生・大学生が中心となり、約20年ぶりに春祈祷を復活させるなど、地域全体で神楽の継承に向けた機運が高まっています。

鮫神楽連中

写真:鮫神楽連中

八戸市鮫地区に伝わる鮫神楽は、嘉永年間(1848~1854年)に作成された台本が現存しており、二百年以上の歴史を有しています。鮫神楽は、特定の神社に属さない愛好者によって受け継がれてきた芸能です。山伏神楽の18演目に加え、歌舞伎の要素を取り入れた「安宅関勧進帳」など14演目の「組舞」、さらに「墓獅子」を伝え、地域に親しまれてきました。1968年には国立劇場小劇場で2日間にわたり18演目を上演し、1994年には2度目となる国立劇場公演にも出演しています。また、1971年からは小・中・高校生を対象とした後継者育成のための伝承会を毎年開催しているほか、近年は自主公演にも取り組み、鮫神楽の普及と継承に努めています。(青森県無形民俗文化財/昭和55年指定)

白銀四頭権現神楽連中

写真:白銀四頭権現神楽連中

八戸市白銀地区に伝承される白銀四頭権現神楽は、「権現様」と呼ばれる獅子頭を奉持し、家内安全や厄払い、豊作・豊漁、供養など、人々のさまざまな願いに応じて儀式的・演劇的な演目を演じる山伏系神楽です。宝暦8年(1758)銘の獅子頭が現在まで受け継がれており、八戸市内でも有数の歴史を誇ります。現在は約20の演目を継承しており、元旦から数日間にわたって行われる春祈祷では、白銀地区の各家を門付けして回るほか、7月6日・7日に三嶋神社で行われる例祭で神楽を奉納しています。地域の祭礼や行事を通じて、伝統の継承と地域に根差した活動に取り組んでいます。令和元年(2019)11月23日 第68回全国民俗芸能大会出場。(八戸市無形民俗文化財/平成28年指定)

道佛神楽組

写真:道佛神楽組

道佛神楽は、「白龍大権現」と呼ばれ、山伏であった赤松家に三百年以上にわたり代々継承されてきた神楽です。十二番の舞からなる道佛神楽は、「中山」系統に属し、除魔招福や雨乞いなど、人々の暮らしに根付いた信仰のよりどころであるとともに、地域の娯楽としても親しまれてきました。一時は継承が途絶えかけましたが、昭和50年に現在の神楽組によって二十数年ぶりに復活しました。現在は、小学校での伝承活動にも積極的に取り組むほか、館神社の例祭(6月)での奉納や、いちご煮まつりをはじめとする地域のイベントに出演するなど、神楽の継承と普及に努めています。(階上町指定無形民俗文化財/平成20年指定)