魚ラボ

【報告】第5回魚ラボ会 魚を運ぶオトコの美学〜魚とデコトラ〜

 9月28日(日)、はっちに7台のデコトラ(デコレーション・トラック)が集結しました。
番町スクエアにずらりと並んだ華やかなデコトラをバックに、デコトラ界伝説の男 夏坂照夫さんと、全国のデコトラを追いかけ写真集「decotora」を出版した写真家 田附勝さんにお話を伺いました。
 トークの詳細は次号の魚ラボ新聞でレポートします。

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 夏坂さんは、冷凍車も高速道路もなかった時代に、築地や北陸、遠くは九州まで魚を運んでいました。
そのお話の中で印象的だったのは、雨の中雪の中、国道を16時間以上もひたすら走り、築地が近づいてくると、必ずトラックを洗ってから都内に入ったという話。休む時間を削っても、必ず車をピカピカにしたそうです。自慢の装飾を施した美しいトラックで、八戸の魚を届けたいという夏坂さんの心意気に感動しました。「きれいなトラックで届けられた魚は、印象がぐっとよくなる。」夏坂さんの信条が、八戸の魚のイメージアップに一役買っていたのです。新鮮なまま魚を届けるためには、運転技術だけでなくさまざまな知恵があったことを、夏坂さんの話から知ることができました。

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 長年、デコトラを追いかけて撮影してきた田附勝さんも「デコトラはオーナーのプライドそのもの。ふるさとや自分の仕事への誇りを表すものだから、みんながきれいにしている。」と語っていました。
 「運ぶ」ことに真剣勝負で命をかけてきた夏坂さんの姿に、会場のトラック野郎たちも改めて感動し、また、それぞれの仕事への誇りを新たにしていました。
 今回デコトラ展示に協力してくれたドライバーの中で最年少の南部町福地の農家 八幡政寛さんも、自分が生産した野菜を運んでいるトラックをいつもピカピカにしています。半日も時間をかけて洗車するそうです。自分が育てたニンジンやゴボウ、長芋がいかにおいしいかを、展示終了後の交流会で胸を張って話してくれました。野菜作りにかける熱意が、野菜を運ぶ美しいトラックへの愛情に直結しているのです。
 展示されたどのトラックにも、ふるさとの地名や愛する家族の名前が掲げられていました。ふるさとへの愛着と誇りがあふれているデコトラたち。
 男たちの美学に胸を熱くした魚ラボ編集部でした。
 トラック展示にご協力いただいた峯山伸也さん、そして6人のトラックドライバーのみなさんに心から感謝申し上げます。

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