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八戸で滞在制作した二人のアーティストが、八戸と世界、自然と人間の営み、地域性と普遍性、表現と身体感覚について語り合います。私たちが生活している場と世界とのつながりについて、また人間の豊かな生活とは何か、いっしょに考えてみませんか。
Facebookイベントページ https://www.facebook.com/events/495337090646257/
出 演 田附 勝(写真家)
土谷 享(KOSUGE1-16/アーティスト)
聞き手 吉川 由美(はっち文化創造事業アドバイザー)
土谷 享 TSUCHIYA Takashi /2001年より車田智志乃とのアーティストユニットKOSUGE1-16として活動を開始。2008年岡本太郎賞受賞。2014年〜15年には車田が文化庁新進芸術家海外研修制度に採択されイギリスのバーミンガムに拠点を移し活動。2005年横浜トリエンナーレ、2010年あいちトリエンナーレ、2014年いちはらアート×ミックスなどに参加。2012年〜13年にかけて、八戸ポータルミュージアムはっちで「はっち流騎馬打毬」を展開。加賀美流騎馬打毬に焦点をあて、大澤未来監督による映像詩「馬と人間」や、八戸中学校ロボコンとの協働による「はっち流騎馬打毬ロボコン大会」などを企画実施した。代表作の「どんどこ!巨大紙相撲」や「長者町山車プロジェクト」では作家の手を離れ継続的な広がりを持つ活動となり、パブリックアートの可能性の新たな一面を見せている。また、日常生活内での所作から少し突出した実践を、生活を豊かにして行く為に重要な存在と捉え、そこを共有できる人達と「自転車部」「スキンプロジェクト」「ラーメンJUNKO」などの趣味の延長ともとれる実践的なサークル活動やコラボも積極的に行っている。http://kosuge1-16.com/
「魚人」撮影メモ
2014年
- 5.14
- 大久喜、深久保、白浜などの漁港探訪。白浜漁港にてウニ漁の川向順一さんに出会う。
- 5.15 大久喜漁港にて、高橋ミ子さん、八戸市博物館学芸員の小林力さんに出会う。
- 5.16
- 深川修一さんにお会いする。タラ、鮭の刺し網漁など。後日漁に同行させていただく了承を得る。
同日夕方 六日町の魚屋「福真」へ。3 代目店主の福田充宏さんにお話をうかがう。 - 5.17
- 鮫浦漁協組合長・福嶋一雄さんにご挨拶、同日 南浜漁協の石井作美さんと息子の徳幸さんにお会いする。
- 5.18
- 早朝、深川修一さんの船でタラの刺し網漁へ。
- 6.13
- 白浜漁港にて磯嶋久美子さんに出会う。
- 6.13~15
- 大久喜、磯草とりを撮影。
- 6.20
- 大久喜小学校の潮風遠足を見学する。
- 7.13
- 種差海岸観光まつりに参加。「白浜女房」の手伝い。
- 7.14・15
- 大久喜のウニ獲り。
- 7.16
- 白浜漁港の磯嶋ヒロシさんの船でタコ漁へ。
- 8.17~23
- 大久喜漁港にて、タコ漁の滝川さんに出会う。
- 8.22
- 白浜のおかあさんたちと浜でバーベキュー。
- 9.16
- 白銀の三嶋神社へ。
- 9.17
- 湊の大祐神社へ。
- 9.19
- 朝4時半、白浜漁港の漁師の留男さんの刺し網漁に同行する。
- 10.20~25
- タラ漁に関わる大久喜漁港のおかあさんたちの仕事をみせてもらう。仕掛けやエサの準備など。大久喜はイカカーテンの最盛期。
- 11.9
- 白浜の大祐神社での秋の例大祭に参加。
- 11.11
- 朝5時、大久喜漁港のタコ漁師・滝川さんの漁に同行。
- 11.15
- はっち魚ラボ会で、撮影についてトーク。
- 12.8
- 朝5時半、大久喜漁港の滝川さんのタコ漁に再び同行。
- 12.9
- 深久保の深川慶夫さんの自宅で、獲れたてのタコを釜で茹でているところに遭遇。
- 12.10
- 滝川さん宅で、お母様の手料理の写真を撮影。
- 12.11・12
- 展覧会準備。
2015年
- 1.19 ~22
- 展覧会準備。
- 1.24
- 田附勝写真展「魚人」オープニング。〜2.22(日)まで。
- 1.31
- 魚人展にて赤坂憲雄さんとのトーク。
- 2.9
- 大久喜にて、滝川さんに会う。タラ漁の池田さん(幸福丸)を紹介してもらう。
- 2.10
- 是川縄文館へ。
- 2.11
- 魚人展ツアー。田附さんも後半から参加。
- 2.12
- 深久保の漁師・深川慶夫さんに会う。
- 2.13
- 高橋ミ子さん宅訪問。
- 3.23
- 早朝、大久喜の漁師の池田さんの北寄貝漁に同行。
- 3.24
- 白浜漁港へ。
- 4月
- 大久喜でタコ漁師さんの滝川さんを訪ね、食卓の様子、漁に欠かせない縄の結び方、さつま結びを教えてもらう。是川小学校に保管してある大量の土器の欠片を見る。
- 5月
- 大久喜から流された鳥居を追ってアメリカ合衆国ポートランドへ渡り撮影。
- 6月-7月
- 白浜の磯嶋久美子さんの畑を撮影。深久保の深川慶夫さんのタコ漁に同行。
- 10月
- 鳥居の笠木がポートランドの多くの方々の協力で大久喜の浜小屋に返還される。
「魚人」写真集 全国発売中です
- 田附勝『魚人』
- 2冊組
*210×297mm | 96頁 | 上製
*210×297mm | 48頁 | 中綴じ
デザイン:鈴木聖
published by T&M Projects,
2015年11月25日発売
はっち1階カネイリミュージアム
ショップをはじめ、全国で販売中
T&M Projects「魚人」紹介ページ
http://tandmprojects-store.com/products/gyojin-fish-man-by-masaru-tatsuki#
プロフィール
田附 勝 TATSUKI Masaru /1974年富山県生まれ。1998年、フリーランスとして活動開始。同年、アート・トラックに出会い、9年間にわたり全国でトラックやドライバーの撮影を続け、2007年に写真集『DECOTORA』(リトルモア)を刊行。2011年には写真集『東北』)(リトルモア)を刊行し、第37回(2011年度)木村伊兵衛写真賞を受賞。2011年「その血はまだ赤い」(SLANT)、2013年「KURAGARI」(SUPER BOOKS)、2014年「おわり。」(SUPER BOOKS)を刊行した。2015年10月、東京国際写真祭で「魚人」を発表。
2014年5月、八戸ポータルミュージアムはっちの文化創造事業「はっち魚ラボ」の招きで、八戸の浜に通い始める。毎月はっちにレジデンスしながら、白浜、大久喜などに通い、人々の生活を撮影し続けた。また、2013年3月にアメリカ合衆国オレゴン州の海岸に漂着した大久喜漁港の神社の鳥居(東日本大震災の大津波で流失)を追って、2015年5月、ポートランドに渡り、保管されていた鳥居の笠木と浜の人々の暮らしを撮影した。
2015年11月、「魚人 FISH−MAN」(T&M Projects)を刊行。
http://tatsukimasaru.com/
主催:八戸市〔八戸ポータルミュージアムはっち〕
協賛:
協力:八戸市南浜漁業協同組合 八戸鮫浦漁業協同組合 白浜、深久保、大久喜、金浜など浜のみなさん
富士フイルム株式会社 ポートランド日本庭園 内山貞文 T&M projects 株式会社金入
八戸市博物館 八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館
後援:青森放送(株) (株)青森テレビ 青森朝日放送(株) めんこいテレビ (株)八戸テレビ放送
(株)東奥日報社 (株)デーリー東北新聞社 河北新報社 (株)時事通信社八戸支局
読売新聞青森支局 毎日新聞青森支局 産経新聞社青森支局 日本経済新聞社青森支局
(株)エフエム青森 コミュニティラジオ局BeFM