アートプロジェクト制作実践入門講座 実践舞台上演
八戸人生ミュージックシアター
音楽とともにお届けする人生のストーリー

はっちのアートプロジェクト制作実践入門講座の成果発表は、公演という形に実を結びました。地域で行うアートプロジェクトは、そこで生きる人たちの体験を自分のものとしてとらえることから始まります。

他者の人生のエピソードを語る舞台を制作し、発表する一連の過程は、プロジェクトメイキングの苦しさや楽しさを、様々な側面で受講生たちに感じさせています。

音楽とともにお届けする人生のストーリーに、一緒に耳を傾けていただければ幸いです。

開催概要

※この公演は、はっち事業「アートプロジェクト制作実践入門講座」の受講生による実行委員会が企画・制作する舞台作品です。

日時 2014年1月26日(日)
13:30開場 14:00開演
会場 八戸ポータルミュージアムはっち 2階シアター2
料金 500円(前売・当日同額)
チケットははっち1階インフォメーションセンターにて発売中
主催 八戸人生ミュージックシアター実行委員会・八戸市[八戸ポータルミュージアムはっち]
協賛 南部電機株式会社
出演者 高橋 良之さん(特別演奏)
昭和9年、秋田県能代市に生まれ、八戸聖ウルスラ学院に赴任。八戸市民フィルや八戸市公会堂の立ち上げに尽力。教師として多くの優秀な音楽家を排出し、八戸にクラシック音楽を根付かせた第一人者。

見どころ:舞台では、音楽とともに生きてきた高橋さんの人生。ミュージックシアターは高橋さんの音楽とともに幕開けいたします。
下舘 敏幸さん
昭和34年生まれ。丸襤褸(マルボロ)と名乗り、子供たちからも親しみを込めてそう呼ばれている。七年前に白血病を発症し、生死の間をさまよった。「生きる」事への強い気持ちと、仲間からの励ましにより病気を克服。自ら命を絶つ人の多さと自らの経験を基に、メッセージソング「ここにいる~急がないでいのち~」を作詞。この歌は、WE ARE THEHACHINOHE の皆さんにより歌われ、青森県の自殺防止キャンペーンソングともなった。平成24年「はちのへ演劇祭」にも出演。

見どころ:自ら命を絶つ人たち。なぜ死を急ぐのか…。病に倒れた経験から、下舘氏は言う。「手を差し伸べている人は、必ず、ここに、いる。まずは、生きろ!」と。彼が中学の頃に見た映画「小さな恋のメロディ」は、生きる力に満ちている。この映画のテーマ曲と共に、彼の物語をお送りします。
髙島 菊次郎さん
昭和19年五戸町出身の69歳。パイロットと甲子園にあこがれた高校時代を経て、東京で菓子問屋の営業マンとして働く。昭和40 年代、独立した髙島さんは八戸で製造された珍味と出会い、一転水産加工品の製造卸販売に関わるようになる。事業の浮き沈みにも負けず、髙島さんは自分のアイディアで商売を続け、軽トラックの焼き魚移動販売車にたどり着く。炭火で上手に焼いた焼き魚のおいしさをお客様に届けたいと、舘鼻朝市やスーパーマーケットで、今日も魚を焼き続ける。

見どころ:焼き魚を愛する男の生き様を描きます。いつも前向きな髙島さんがこよなく愛する曲は、昭和の時代のラブソング。人生の荒波にも、笑顔と知恵で乗り切ってきた髙島さんの明るさとバイタリティーをお届けしたいと思います。
秋山 美奈子さん
八戸市湊生まれのミナト育ち。若い頃上京し、都会の刺激を吸収し帰郷。服屋の店員の傍ら、湊高台に雑貨・小物・洋服の店「SuSy」を開店。公園の近くなので子どもたちが多く訪れたことから、駄菓子を売り始めた。そんな駄菓子屋は今や、近隣の子どもたちの憩いの場だ。小学生から高校生までやって来た子には、秋山さんは明るく話しかける。子どもたちからは美奈子ちゃんと呼ばれる一男二女の母。

見どころ:湊高台地区の駄菓子屋"SuSy"。放課後になると子どもたちが駄菓子と美奈子ちゃんとの会話を楽しみに集まって来る。とても小さいお店だけど、子どもたちがいつまでもいたくなってしまう不思議なムードがここにある。ミュージカル仕立てでそんな美奈子さんをご紹介します。
レグミ・ザムナさん
父ディパックさんは、本格インド料理店「サージャ・タージマハル」のオーナー。おいしい料理を提供するために、今日も味に改良を重ねています。母ザムナさんは、家族思いのやさしいお母さん。お店ではいつも笑顔で出迎えてくれます。兄サロジャさんは、中学2年生。妹の 面倒を見たり、お店を手伝っ たりするしっかり者。妹ディパサナさんは、小学2年生。天真爛 漫な家族のプリンセス。

見どころ:故郷ネパールを離れ、八戸で暮らすレグミさん一家。長い間離れ離れになっていたこの家族は3 年前八戸で一つになり、それぞれがお互いを想いながら暮らしています。彼らは、八戸の優しさ、安全な町並みが大好きです。八戸で逞しく生きるこの一家について、音楽に乗せて語ります。
その他出演者
しもさき博之さん(朗読)、石橋由紀子さん(朗読)
大久保浩子さん(シンガー)、大吉さん(ギター弾き語り)・澤向直子さん(ヴィオラ・ヴァイオリン演奏)
SuSyの常連女子高生&八戸東高校女子高生(ダンス・演劇)
子供たち(慶長侑真・大澤彩々海・岡田実苺)・他
チラシデータ apuro20140126.pdf(PDF形式、876KB)
お問い合わせ先 八戸ポータルミュージアムはっち
TEL 0178-22-8228、FAX 0178-22-8808
Mail hacchi@city.hachinohe.aomori.jp

※演出プランは変更になる場合があります。


ミュージックシアターについて

八戸で暮らす方々の人生の物語を舞台作品として語り直し、思い出の曲や関わりのある音楽とともにお届けする「八戸人生ミュージックシアター」。

家族の絆と愛、笑顔に隠れた苦労の日々、貫かれる信念、音楽に込めた思い…。

誰の人生にも色彩豊かなエピソードがあります。

この街で同じ時を生きる人の物語に、寄り添うひとときです。


アートプロジェクト制作実践入門講座とは

2013年9月からはっちでスタートした、八戸をアートで元気にしたい方々向けの講座。アートプロジェクトの企画・運営に必要な知識を、舞台作品を作りあげる過程を通して学ぶもので、本公演はその成果発表です。

受講生:
岩舘 祐子、蛯名 美央、大久保 光一、下田 定子、下舘 敏幸、白井 啓之、外和 信哉、高橋 良、田中 勉、野沢 亜由美、肥口 明雄、松橋 洋文、三浦 直美、村上 萌

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